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第8号
発行:神戸パピルス研究所-広報室
1999年12月発行

2000年に向けて
緑多い地球をミレニアムに

<国連本部>
1999年も残すところ後1ヶ月となりました。会員の皆様はお忙しい日々をお過ごしのことと思います。
最近日本でも環境問題の意識が少しづつ高まってきた様に思われますが、神戸パピスル研究所も従来の活動だけでなく、今年6月には神戸そごうに於いて「パピルス展」を開催、10月にはニューヨーク国連本部へ当研究所の理念を記した額の贈呈等、世界に向けた環境問題の重要性を発信しつづけた年でした。
2000年も会員の皆様と共に今年以上の活動ができる年にしたいと思っております。

世界にパピルス会員の輪を!
−「人間の安全保障」の確立を−
神戸パピルス研究所設立時より、矢野弦次郎副理事長が提唱している理念「我々の使命は、地球人として地球の自然を次世代の地球人のために守ることです。」この理念はパピルス研究所のカタログ、パピルス会員証にも記されています。
本年6月のパピルス展でこの理念を日本有数の書家玉野白庭氏・玉野竹庭氏にお願いし、書画として発表展示し、多大な反響をえました。
パピルス研究所としては、パピルス草による水質浄化、古代紙教室での環境教育、乾燥パピルス草を非木材資源として利用等の活動は今後とも行っていきますが、当研究所の理念を世界の環境問題の標語として広める決意を固め、国連本部への額の贈呈に挑戦しました。

<国連代表部日本大使を通じて額を贈呈>
(国連本部訪問へ)
パピルス研究所より国連アナン事務総長へ額を贈呈するため、矢野弦次郎副理事長を団長とし、パピルス研究所の脇内成昭助教授、竹尾敬三、山本隆夫、高田武彦、勝田浩文の6名が10月22日ニューヨークに向け出発。
10月23日現地にて打ち合わせ。残念なことにアナン事務総長とは時間の調整がつかず、日本国国連代表部を通じ額を贈呈することとなりました。
(国連代表部大使公邸訪問)
10月25日、国連代表部大使公邸を訪問し、佐藤行雄大使に額を預け10日以内にアナン事務総長に届けていただくことを確認。
又公邸おいて3時間にわたり食事をはさんでの歓談、矢野団長より、地球環境問題、パピルス研究所の活動等の話に佐藤大使も大いに賛同、大使も地球市民として、環境問題を人類の重要な安全保障であるとの見識を持っておられ、話が大いに盛り上がりました。
又大使夫人もパピルス研究所の活動に大きな関心を持っていただき、ニューヨーク訪問の目的が十分に果たせたことを団員一堂実感いたしました。

<左:矢野弦次郎右:佐藤行雄大使>
<緊急報告>
イオングループ環境財団から助成対象事業(助成金50万円)として決定通知を受けました。
(詳細は次回機関紙にて報告します。)

1999年の主な活動
平成11年
2月4日 (木) 神戸大学産学官技術交流会に参加、ポスターセッション担当
6月23日 (水) パピルス展開催(そごう神戸店
〜27日 (日) 詳細はパピルス通信7月号を参照
9月18日 (土) 矢谷新池でのバーベキュー大会
11月20日 (土)

矢谷新池で刈り取り作業


<バーベキュー大会>

<神戸大学産学官技術交流会>
パピルス草の刈り取り
-稲架も壊れる大豊作-
今年のパピルス草刈取作業は11月20日に行いました。
ゆとりを持ってパピルス草を乾燥できるよう稲架を去年の2倍造りましたが、それでも足りないくらいの豊作でした。
今年のパピルス草は天候にも恵まれ、非常に太く重たく、3回ほど稲架が壊れてしまいました。
それでも会員有志40名の集結のもとに、12時半には刈取作業は終了し、その後は土に汚れ疲れた体を大山寺温泉でゆっくりと癒しました。

2000年の主な活動(予定)
パピルスの日(第2ないし第4土曜日)
4月22日 (土) 10:00
〜13:00
矢谷新池<筏造り>
5月27日 (土) 10:00
〜13:00
矢谷新池<第一次植付け作業>
7月22日 (土) 14:00
〜17:00
場所未定<古代紙教室>
8月26日 (土) 10:00
〜13:00
矢谷新池<草取り・トンボ観察会及びバーベキュー大会>
9月30日 (土) 10:00
〜13:00
矢谷新池<稲架造り>
10月28日 (土) 10:00
〜13:00
矢谷新池<刈り取り作業>
12月16日 (土) 15:00
〜18:00
神戸パピルス研究所にてクリスマスパーティー(持ち寄りパーティー)
※矢谷新池が会場の「パピルスの日」は行事又は作業終了後、大山寺温泉の入浴で、汗を流し疲れを癒します。
※2000年は当研究所開設10年にあたり、記念事業としてシンポジウム・論文集発行等を企画検討しています。